エプソムソルトと洗濯について

エプソムソルトと汚れの関係

汚れの落ちる仕組みは簡単にいうと〝中和〟です。
皮脂汚れなどは酸性の汚れで、それに対して石鹸は強いアルカリ性の性質があるため、この二つが中和し、水に溶けて流れることで汚れを落すことができるというものですが、エプソムソルトは石鹸と同じくアルカリ性の性質があることから洗濯に使用しても汚れを落すことができると考えられています。

 

入浴後の残り湯を活用すると効果的

お風呂の水で洗濯エプソムソルトを使用して入浴した後に残り湯を洗濯に使う方法がもっとも効率的でコスパもアップする方法といえるでしょう。
エプソムソルトは浴槽や洗濯層の金属に反応して腐食させる心配がないため、洗濯にも安心して使用することができます。
(エプソムソルトの商品にも残り湯を洗濯に使用することができると明記しています。)

 

敏感肌の人や赤ちゃんの衣類洗濯に◎

肌の弱い人は合成洗剤などに含まれている界面活性剤が刺激物質となり肌の炎症を引き起こす原因となるため、衣類の洗濯には石鹸素地を原料にした洗濯石鹸とあわせてエプソムソルトを使用することで肌に優しく衣服を洗い上げることができます。








合成洗剤も使用できる?

合成洗剤一般的な合成洗剤には洗浄力を安定させるために水中の金属イオンを除去する成分(水軟化剤 / 金属封鎖剤)が含まれているため、マグネシウムが含まれるエプソムソルト入浴の残り湯を使用する際も洗浄力を落とすことなく洗濯することができます。

 

残り湯を使った時の洗濯方法は?

石鹸と金属は反応して結びつくことで〝せっけんカス〟(金属せっけん)に変化します。
エプソムソルト入浴の残り湯で洗濯する際にはマグネシウムと石鹸成分が反応することでせっけんカスが多くなるという特徴がありますが、石鹸カス自体は無害で人体や肌への影響はありません。
衣服への付着が気になる場合には、一度目の洗濯の後の脱水・すすぎを長めに設定することでせっけんカスの付着を解決することができます。

 

色物衣類が白くなる

せっけんカスは白っぽい粉のようになって付着するのが特徴で、不溶性のため、すすぎなどで布表面にのこってしまった場合は色物の衣類の表面が白くなることがあります。
せっけんカスによる白っぽさが気になる場合には、残り湯を使う際に白い繊維のものだけを洗濯する、色物は通常通り水道水で洗濯する、などの方法が適切です。

 

残り湯と相性のよい洗剤・石鹸

パーム核油、ヤシ油を原料に使用したせっけんは硬度の高い水でも洗浄力がおちることがないため、エプソムソルト入浴の残り湯を使用して洗濯をする際にはオススメです。
(商品例:そよ風 / 自然丸 / スノール / まるは 等)